5月~6月はエアコンクリーニングの繁忙期に入ります。
エアコンクリーニングは大きく分けて2種類あると思ってください。
①壁に設置してあるエアコンを取り外しせずに、ビニールで養生をしてクリーニングを行う方法。
テレビや雑誌などの宣伝でよく見るタイプです。
②エアコン本体を壁から取り外して、完全分解をしてクリーニングを行う方法です。
こちら今のところあまりポピュラーにはなっておりませんが、ネットとかで調べて頂くと検索結果ででてきますね。
で、このふたつ何が違うのでしょうか?
言葉に誤解が生じるかもしれませんが、大まかに言わせて頂くと①の方式は簡易クリーニングで②はオーバーホールといったところでしょうか。
当然クリーニング費用も手間も①と②では違ってきます。
さて、ここで本題に移って行きたいと思います。
ドレンパン。
あまり聞いたことがない言葉かもしれませんね。
エアコンのドレンパンというのはエアコン内部で結露などの水滴などが溜まって、排水ホースを伝って外部に排出します。
ただやっかいなのは、このドレンパンで排水が上手くいっていなかったりするとカビが発生してしまうのです。

また汚れや破損などで汚水が排水されないと、室内への水漏れの原因にもなってしまいます。
先ほどの①の簡易クリーニングにおいてもドレンパンがクリーニング出来る場合もあったり、もしくはドレンパンまで取外しを行わずにファンや熱交換器をメインにクリーニングしてしまって終わるケースもあります。
ただし、ダイキン・東芝・アイリス・日立などのメーカーはドレンパンが本体と一体になっているので、これは②方式の完全分解でしかドレンパンをキレイにする方法はありません。

こちらのサイトは5月7日にテレビ放映された内容なのですが、エアコンクリーニングを行う際、業者選定の基準のひとつとしてドレンパンの分解の確認を薦めています。
そして、ドレンパンのクリーニングが出来ても別料金になる場合があることを示唆しています。

その点、完全分解クリーニングはエアコンを部品レベルまで分解してクリーニングを行うため、余分な追加料金なども必要なく、エアコンまるごとのクリーニングになるので、清潔感で言えば200%のレベルになります。
先ほどの①の簡易クリーニングでは、やはりクリーニング自体に限界があり、熱交換器の裏側とか、本体ケースの深部などまではクリーニングが行き届かず、カビや汚れが残ったままになってしまうケースが多いのも事実です。
せっかくクリーニングしても、エアコン内部にカビや汚れが残っていると、カビが再び繁殖してしまい、異臭などの原因にもなり、またカビ菌による夏型過敏性肺炎のおそれもでてきますね。
私の知人もエアコンから排出されるカビ菌によって肺炎で入院をしてしまった事実もあるほどです。
不景気な世の中ですが、せっかくクリーニングをご検討されているのであれば、多少費用がかかろうともしっかりとしたクリーニングをしてくれる業者を選んだ方が良いのではと思います。
エアコンクリーニングでご相談、ご質問などありましたらお気軽にどうぞ!

