パナソニックルームエアコン CS-EX254C-W完全分解クリーニング

今回はパナソニックさんのお掃除機能付きのルームエアコンです。

こちらのお宅ではおよそ2年ほど前に壁掛けでのクリーニングを実施されたご経験があるとのことです。

ただ、同室内にエアコンが2台設置してあるため、このエアコンでは前回クリーニングをした後、使用頻度はすくなかったそうです。

しかし、エアコンからカビ臭がするとのことで今回クリーニングのご依頼がありました。

お客さま宅へ伺い、壁に設置してあるエアコンの取り外しを行い、当店事務所にて分解作業を行いました。

表面はパっと見、比較的キレイにもおもえましたがお掃除機能のパネルをはずしてみたところ、通気性の悪さから熱交換器表面にカビが生えておりました。

次第に分解をすすめていくと、やはりドレンパンなどはしっかりとカビが生えておりました。

結構ガンコなカビで、スチロールは真っ黒になっています。

これはカビ取りに苦労しそうですね。

意外だったのが熱交換器の裏側がそれほど汚れていなかったということです。

壁掛けクリーニング後に使用頻度がすくなかったのが理由かもしれません。

クロスフローファンはほこりとカビで汚れております。

このクロスフローファンはほとんどのご家庭でも汚れが目立つところです。

エアコンクリーニングをまったくしていないと、このクロスフローファンは閲覧注意レベルまでに汚れてしまっております。

今回は以前にクリーニング実績があったからこの程度の汚れだったのかもしれません。

そして本体ケース。

ご欄の通り、本体前面、側面、裏側まで黒カビがあります。

さて、こちらを丁寧に手洗いでクリーニングを行っていきます。

小さな部品類からはじめ、各パーツを丁寧に洗浄していきます。

環境に配慮した洗剤を使用して、洗浄前に浸透圧を利用することでバケツ内で部品を浸して汚れを落としやすくします。

順次、パーツをクリーニングして行きます。

ドレンパンのスチロール部分にこびりついた黒カビも特殊洗浄にてしっかりと除去して行きます。

上の写真はクリーニング前の状態です。

こちらはクリーニング後の写真です。

クロスフローファンもフィンを一枚一枚丁寧に手洗いして行きます。

専用ブラシでクリーニングしたあとは、高圧洗浄機で再度の汚れ落とし。

そして60度に熱した熱湯の中にクリーニング後のクロスフローファンを浸しておきます。

これは60度の熱でカビ菌を死滅させるためです。

熱交換器は高圧洗浄機をつかって汚れやカビを除去して行きます。

壁掛けでのエアコンクリーニングでは高圧洗浄機ではなく、噴霧器を使用して洗剤を噴霧していきます。

噴霧器を使って洗剤をふきかけることで、真っ黒の水がしたたり落ちてくるので、いかにもクリーニング然としておりますが、噴霧器と高圧洗浄機では、水の圧が違うので汚れの落ち方も必然的に違ってきます。また壁掛けでのクリーニングは真水でのすすぎも満足ではないため残留洗剤の恐れがあり、健康被害やカビの発生なども懸念されますね。

完全分解クリーニングでは、洗剤でのクリーニング後には必ず真水でのすすぎを行います。

残留洗剤を除去するために行います。

これはすべての部品で行います。

このようにひとつひとつ、丁寧にクリーニングをおこなったあとは、ブロアを使用して水分を吹き飛ばしていきます。

その後、再度組立作業にはいって行きます。

下は分解したパーツ類とお掃除機能の部品類です。

今回はお掃除機能付きでしたので、分解したお掃除機能も合わせて組立をします。

立体パズルと一緒で、組立順序を間違えてしまうと完成品にはなりません。

細心の注意を払いながらしながら組立をおこなっていきます。

そして組立が完成したらお客様宅へ向かい、再度エアコンを設置していきます。

今回もきっちりと納品をしてまいりました!

エアコンクリーニングでご相談、ご質問などありましたらお気軽にどうぞ!

お申し込みをご希望のかたは下のボタンをクリック願います。